メタバースの始め方

近年注目されているメタバースだが、日常的に触れているユーザーはまだ限られた一部である。どうすれば参加できるのか、メタバースの始め方について解説する。

メタバースの始め方必要な機材を揃える

メタバースを始めるには、まずデバイスが必要だ。基本的には、パソコンとVRゴーグルがあれば事足りる。プラットフォームによっては、スマートフォンに対応していたりVRゴーグルがなくてもサービスを利用できたりする。

ただメタバースならではの3D空間を存分に体感したいなら、VRゴーグルや専用コントローラーが必要になるし、PCには一定以上のスペックが求められる。CPUはCorei5以上かRyzen5以上、メモリは16GB以上、GPUは4GB以上が望ましい。ゲーミングPCなら申し分ない。

こうしたデバイスを揃えれば費用はかかるが、快適なメタバース体験が可能となる。没入感を得られるだけでなく、滑らかに3Dグラフィックが動くことでVR酔いなどの体調不良を防ぎやすくもなるのだ。

メタバースの始め方仮想通貨の口座を開設する

メタバース対応のデバイスを用意したら、次に、仮想通貨取引所での口座開設を検討しよう。多様なサービス利用やNFT関連の商取引を行うには、仮想通貨が必要になる。

銘柄はプラットフォームごとに異なるため、事前に確認すること。中でも、NFTマーケットプレイスと互換性がありセキュリティも高い「Coincheck」などの大手取引所が人気だ。口座開設後、早めに入金しておくと、メタバースで何かを買いたい時スムーズに取り引きできる。

注意点は、海外取引所を利用する場合も、国内取引所を経由しなければならないこと。多くの海外取引所では日本円の仮想通貨を購入できないため、国内で購入した仮想通貨を送金し、交換する必要がある。

メタバースの始め方ウォレットに送金する

ウォレットは、暗号資産すなわち仮想通貨などを保管する、財布のような場所。メタバース内で得た資産も、ウォレットに格納することになる。

色々な種類があるが、中でもGoogle Chromeの拡張機能と連動して使いやすい「MetaMask」がポピュラーだ。受取アドレスと額を設定するだけで送金できる。ただし、送金先を誤って入力すると仮想通貨を失うことになるので注意しよう。

以上、機材・口座・ウォレットの3ステップをクリアしたら、あとは好きなプラットフォームに登録するだけだ。メタバース内での取り引きに備え、前もってウォレットに接続しておくことを忘れずに。

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